なんかひどい世の中!

 いやー、日本がひどいことになってることがよくわかる。なんといっても、安倍元首相殺害事件から注目されるカルト宗教団体の実態と自民党の癒着問題。これは一部は除くメディアが取り上げることで、どんどん明らかになってるから、そのあまりの酷さにあきれる続けている。私としては、こんな自民党が与党であり、かつ内閣として行政権力を握り、長きにわたって日本を動かしてきたということに衝撃を受けた。安倍政権がどれほど酷いことをしてきたかはほとんどの人が分かってるにもかかわらず、それらがなぜかうやむやにされて今まできた。権力によりうやむやにされてきた。オリンピック贈収賄事件ももちろん、やっぱりね状態。なんとなく変じゃないか、と多くの人々が思っていて、それもあからさまになりつつある。権力者の死によってようやく出てきたのか。それも悲しむべきこと。権力者の思いによって腐敗はいかようにも隠蔽されるということだもの。

 しかし、その腐敗まみれの権力が日本の方向性を決め、マス・メディアも追随し、国民は無知状態におかれて、ひどい状況が作られた。マス・メディアのもっともらしさというのはそれにしてもたちが悪い。政権に依存しつつ、それを決して表に出すことはなく(出てるけど)、さも中立的立場で伝えているようなもっともらしさ・・・。振り返って気づくしかないのだろうか、なんちゅーか各マス・メディアを動かすイデオロギーがあまりにも醜いことが改めてよくわかった、ということですね。今の、カルト宗教追及は、どっちに行こうとしてるのか後でわかることなんかな。

 ついマス・メディアの酷さの方に行ってしまった。いやあまりに酷いのだ、政権、長期腐敗体制(『長期腐敗体制』白井聡氏)が。その政治がカルト宗教の信条に多く一致しているだと!夜中に頻尿で目覚めることはあるんだが、ふと、この日本はやばいことになっていたんだし、やばいことにした権力者がこんな状態だったということに衝撃を受けて目が覚めることはなかった。多くの議員はカルト宗教に依存してでもただひたすら自分が当選し、報酬で生きることしか考えてなかった。人々のための代表であるという基本など無い、ということが分かったのであった。それらが権力を握っているということのなんとおぞましいことか。日本が良くなるわけがないぢゃないか、と改めて思うのだった。

 3日後に国葬ですか・・・。これも悪夢だ。腐敗体制の中心人物を国葬だって。カルト宗教万歳政権だ。

 多くのマス・メディアは国葬を中継するんかな。どういう風に?嘲笑の的として?列席者については色々な面から取り上げられるんだろうな。

 最近グレゴリー・ベイトソンの『精神と自然』(岩波文庫)を読んでますが、面白いです。論理階型(ロジカル・タイプ)から、上記のことをふと考えてしまった。権力が発言する、またはマス・メディアが発言する、その発言が駆動されるには、なんらかの別の論理階型が必要だけど、それがあまりにも酷かった、といことになるんかな。メタ・メッセージに気づく、という、別の論理階型が必要だ。しかし、それはどうやったら手に入るのか・・・。