衆議院選挙やヤクルト優勝!などがあって

 この2か月の間にはいろいろなことがあったように思える。いつも何かが起こっているのだろうけど、結構自分にとってはなかなか色々あった2か月だったということだろう。

 衆議院選挙では、ホントに連立野党が政権を取ってほしいと願っていた。どう考えても大企業や自分のことと自分に関わる人のことしか考えていない自公議員のやり方が庶民を苦しめてるじゃんね。そしてコロナ禍に対する対応の酷さが拍車をかけた。結果的には衆議院選挙は立憲民主党の中途半端な対応などがあり、自民公明は与党のままとなってしまった。メディアの開票速報はあまりにくだらないので見てなかった。翌日、絶望の中に光が差した!なんとれいわ新選組が比例でとはいえ3議席確保!!いやー、これは嬉しかったですね。「1945年の精神」DVDの特典映像に参議院議員山本太郎さんへのインタビューを入れさせてもらったのですが、熱い思いを抱き続け、社会的弱者に目を向け続け、そして経済をすんごく勉強されて、活動し続けてる山本太郎氏。れいわの掲げる政策には全面的に賛同してます。

 ヤクルト・スワローズがリーグ戦優勝!CSも制覇。これはすんばらしいことだった。最下位からのスタートで、ファンはいつものことだしなあ、という出だしでしたが、こんなことになるなんて!個人的には石川投手のファンです。あの小さい体、スピードの出ない球、それでも途方もない技術で投げ続ける(しかし、素人にはよくわからない)。わずかの狂いでガツンと点を取られる時もあるけれど、ほんとにすごいと思う。時にそうなるのでハラハラして観てることが多いですが。これを書いてる今日の夜には日本シリーズが始まる。楽しみです。ここ1年位、野球は録画して観てます。なぜか、気が弱いので、負けた試合は観ないで消せるし、勝った試合はじっくり楽しめるもので。

 そうか、昨日は大谷翔平がMVPとニュースがあった。盛り上げますね。

 そんな中、近親の高齢者に癌がある、という知らせ。癌と告げられた人は、いきなりステージ4と言われたものだからびっくり。精神的の不安定になってしまったが、周りの心遣いと支援によって少しは安定してきた模様。さらに年上の配偶者の面倒を見ていたけれど、精神的にも不安定となり、自分の面倒で生精一杯だし、また、配偶者の認知が進んだようだということもあり、配偶者は老健へ。本人は相方の具合が悪いことは知らされているけれど、なんで自分が老健なのかは納得していない様子らしい。常に脱走を企てているとのこと。わたしもリモート面会をする機会があった。とても認知が入っているとは思えないが。。。老健スタッフはよくやっているのだろう。と言いつつ、ちょいと疑問が残る。脱走を企ててるのは認知が入ってるせいなのか?状況をはしょりすぎてるが、疑問に思うところは、我々日本人というのは(と括ってしまうのは問題かな)、なんで主体性や人権を基本として考える、ということが苦手なのかね。効率的な管理、監視、とは誰のためなのかしら。

 そんなこともあり、ずっと読まずにあった「死すべき定め」(アトゥール・ガワンデ著みすず書房)を手に取ってみた。これはすごい本だった。あんまり言葉にできないから、いい言葉だなと思ったところを備忘のため書くと、作者がある哲学者の考えを書いてるところで、p。121「人はなぜ単純に存在しているだけではーーなぜ衣食住が与えられ、安心して生きているだけではーー空虚で無意味に感じるのか・・・生きるに値すると感じるためにはそんなもの以上に何が必要だろうか? その答えは、己自身を超えた大義を人は求めていることにあると彼(彼とはその哲学者)は信じた。彼によればこれは内在的な人間のニードである。大義は大きなこと(家族は国、主義)でもいいし、小さなこと(建築計画やペットの世話)でもいい。重要なことは大義に対して価値を見出していること、それに対して犠牲を払ってもよいと感じていることであり、それを通じて人は自分の命に意味を持たせるのである。」ふーむ。自分の外にある何かに価値を見出した時に人は充実して生きてそして死んでいけるんだろうなあ。

 そうそう、連れと最近話したことを思い出した。これまた日本人という大まかに括ってしまったけど(まあ話してる時はよくありますね、「全く日本人ちゅーのは」、「いやほんとワカモノたちはどーのこーの」などなど)、つまり日本人は愛する、ということを知らないのかもね(私自身も含め)、ということだった。