弊社決算も終え納税も済んだけれど、いつも消費税には悩まされるなあ。
一応株式会社なんで、課税売上があるわけです。もちろん課税仕入原価もあるわけです。しかし、売上総利益があってこそ販管費を払えるわけなんだけど、販管費には人件費や法定福利費など不課税があるので、当然、受ける消費税のほうが大きくなる。たとえ赤字になったとしても消費税はあるわけですね。というのは当たり前すぎるのだけれど、売上にしろ、原価にしろ、受けて、出すだけなんで金額そのまんまのやりとりのイメージしかないわけですよ。だけれども!消費税というのが付きまとっている。税込み会計をしようが税抜き会計をしようが見た目なんで関係ないし。
映画の入場料は、しばらく前から当日大人1800円という価格で(高い安いは置いといて)、消費税が5%から8%になっても消費税分が上乗せできなかったけれど、同じ売上なのに消費税分だけ手残りが少なくなる。どこの業界でもある事情かもしれないけれど、仮に額面が同じなら税抜き売り上げは減少するということで。
上記、一般的会計的に悩ましいことと、映画業界という少し知ってる業界の悩ましいことの1例だけど、まあ輸出企業でない限り、中々つらい税であると思うなあ。いわゆる外国映画輸入配給会社は加えて、仕入れ原価が非課税の場合が多いときたもんだ!
消費者の立場でもこの逆進性が高い消費税は問題があると思う。しかも、消費税が社会保障支出へあまり使われていないという。なんちゅー国じゃ。
これで来年10%ですか!!恐るべしですよ。
「1945年の精神」DVDでお世話になった松尾匡先生、山本太郎さんが消費税に反対しているのはホントにうなづけるんだなあ。